たまたま喋ることを商売にしているので、巷で聞くさまざまな会話の中で、おかしいことを言ってるなと思う事はしばしばある。話す内容にについては、人それぞれ感性の問題なので善しとする。ただ、一言一言の言い回しで気になることは多々ある。
今回は「失礼します」という言葉を挙げてみる。
この「失礼します」という言葉は、何かに割り入っていったり、部屋へ入る時などに多く使われる。でも、この言葉を使うにあたり、相手に対する優しさや思いやりに欠如している人が多い昨今だ。なんというか、いかに自分本位というか。
皆さんも居酒屋などによく行くと思う。そこで、気の合う仲間と酒を酌み交わし(なんて古くさい表現か?)、ジョッキを掲げながら会話も弾むはず。話はどんどん盛り上がってゆく。これから大事な事を言おうとしてる時、そんな時に、「失礼しまぁ〜〜すっ!!!」なんて、いかにもアルバイト風の店員が必要以上に元気に割り入って会話を中断させたら、あなたはどう思いますか?
皿を下げて料理や客の回転を上げたい気持ちは分かるが、話好きな私はかなりムカっとくる。なんというか、馬鹿にされてるというか。あれは何とかならないもんかな。これは居酒屋だけでなく、サービス料なんかとるいい値段の店にもよく見うけられる。
そもそも、このケースの場合、「失礼します」だけでは足りない。一応、客なのだから、正しくは「お話中失礼します」だ。
この「お話中」という一言を加えるだけで全然印象が違う。ものの0.3秒くらいのフレーズだ。
言わずと知れた話だが、某ハンバーガー店でハンバーガーを50個頼んでいるのに、「こちらでお召し上がりですか?」と聞かれるっていう話。これもそれも話す時に、言葉の本質を全く無視してしまっている。マニュアル遵守は否定はしないが、「ケース別にセールストークを変える」」という項目をマニュアルに追加してみてはいかがであろうか。
さらに、居酒屋やハンバーガー店に限ったことではないが、仕事中に自分がある人と立ち話をしている時など、「○○さぁ〜ん、あの〜」なんて会話を横取りしてしまう人がけっこう多い。こういうも困ったもんだ。やっぱり自分の用件の重要性を踏まえ、どうしても優先したいのであれば、「お話中失礼します」というのが礼儀であり、思いやりであろう。
そんな中、みんな意外に電話の時など相手を思いやる。携帯に電話をかける場合、大抵の人は「今、大丈夫ですか?」なんて、聞いてみたりする。ちょっと待って。よく考えるとそれもオカシイ話。携帯電話なんで、大丈夫だから電話に出るんだ。
世の中には言葉のオカシナ言い回しがたくさんある。また、気がつたら書いてゆこうと思う。みなさんも気づいた事がありましたら、どんどんお便りください。
最後に。。。
テレビなどでよく「日本語が失われつつある」なんて言われてる。これも誤りだと思う。ギャル語だろうがなんだろうが日本語は日本語。
正しくは「思いやりが失われつつある」です。
居酒屋のアルバイトさん、明日は客に優しくお皿を下げてください。
では、失礼いたしました!
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